ススキが広がる坊ガツルへ Day1

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朝晩はだいぶ涼しくなって、秋らしい気候になってきましたね。
山も登りやすく、気持ちのいい時期なので久しぶりに坊ガツルへテント泊にいってきました。



テン泊装備をザックに詰め込み車を走らせて長者原へ。

車から降りると、ひんやりとした気持ちのいい空気が体を包み込む。



三俣山を正面に眺めながら、鉱山道路をのんびり歩き、スガモリ越えを目指す。


カーブを曲がると硫黄山の白い山肌が姿を表す。
何度来ても好きな瞬間です。

北千里へ到着。
今日は北千里を少し散策してみよう。
ザックを北千里の端っこにデポして、身軽になってカメラ片手に北千里をふらふらと…

真っ青な青空に黙々と噴煙を上げる硫黄山
草木も生えない荒涼とした大地
硫黄山の反対側は草木の茂る緑あふれる斜面。
登山道あたりがその境目だったんですね。
夏は青々としていた葉っぱも少し黄色がかって秋の気配を感じますね。

北千里をふらふらと満喫した後は、坊ガツルへ向かって下っていきます。
北千里の端っこから見る坊ガツルにはすでにカラフルなテントが見えます。

数日前の雨のおかげか、法華院温泉の水槽からはバシャバシャと水が溢れてました。

法華院のテン場はお昼前なのにすでに満員です。

坊ガツルのススキの道を進み、テントを張る。

この日は秋晴れで、太陽はとても元気。
テントの中は蒸し風呂のように暑くて、マットを外に出してお昼寝。
日差しは暑いけれど、時折ふく風がとっても気持ちよくってしばし夢の中へ。

目が覚めたらカメラを持って坊ガツルを散歩。
あたり一面に黄金色に広がるススキは風が吹くと波のようにうねり、まるでススキの湖のよう。

日差しは強く、半袖でも暑いくらいだけれど、山の時間は秋の時間。
太陽が山に隠れると、あっという間に暗くなり、日中の暖かい空気はあっという間に夜空へ吸い込まれていく。

そうなる前に少し早いけれど、夕食にしよう。
今日の夜ご飯は、味付きのお肉にコンビニで買って来たレトルトの肉じゃが。

ジェットボイルでお湯を沸かし、肉じゃがを湯煎する。
その間にお肉を焼いて、ご飯に乗せれば焼肉丼の完成。


本当にただ肉を焼いて載せただけ。
味付けもお肉の味付けだけのとってもシンプルなもの。だけどこれがとっても美味しい。
味気ないように見えるかもだけど、坊ガツルで食べるという最高の調味料が全てを満たしてくれる。
焼肉丼が食べ終わると、今度は湯煎してたレトルトの肉じゃが。

コンビニのレトルトを侮るなかれ。
しっかり味のしみたお肉に、ホクホクのじゃがいも。
人参も柔らかくて、玉ねぎは甘くて美味しい。
手間もかからず、最高の山飯になりますよ!

ご飯を食べ終わり、片付けが終わる頃には空は紫色に染まってました。

昼間の暖かい空気がどんどんと空へ吸い込まれていき、あっという間に息の白くなる肌寒い空気と入れ替わる。

星が空に輝きだす頃、坊ガツルでも色とりどりのテントの明かりが輝きだす。

シュラフに入り、ヘッドライトの明かりで本を読みながら秋の夜長を過ごす。
翌朝は天気が良さそうなので大船山に朝駆けしようかな。
そんなことを思いながら1日が終わりました。

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