真っ赤な三俣山へ行ってきたよ 後編

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真っ赤な三俣山へ行ってきたよ 前編

一息ついて直登ルートをおりて行きます。
南峰を振り返るとやっぱり大にぎわいですね。
三俣山の南側をほぼまっすぐ降りていくので、坊ガツルへ行くには近道ですが黒土で足元は滑りやすく、岩や木の幹などに掴まって降りる場面も多いので岩場などに慣れた人じゃないと降りるのに苦労するかもしれません。



法華院や坊ガツルを見下ろしながらどんどんと高度を下げて行きます。
途中紅葉と北千里のコラボが見れる絶景スポットもあり、晴れていると本当に気持ちのいい景色を見る事ができます。

この日は紅葉が見頃という事で、普段は直登ルートで人と出会うことはほとんどないのですが、登ってくる人や降りる人で珍しく賑わっていました。
道が狭く見通しが悪いので他の人とすれ違うときは登り優先でも臨機応変に対応したいですね。
何と言っても直登なので登る方は息も絶え絶えで必死だったりするので、下りの人が待ってくれてるプレッシャーよりも、下りの人にササっと抜いて行ってもらった方が気が楽だったりします(笑)

お鉢巡りはしませんでしたが、直登ルートでもところどころに真っ赤に紅葉した木々を見る事ができ思わず足を止めてしまいます。

坊ガツルがだいぶ近くなると黒土と岩肌の道から、木々に覆われた道へと姿を変えて行きます。
傾斜はそんなにきつくはないですが、相変わらずの黒土なのでとても滑りやすく用心して歩きましょうね。

まだまだあるぞ!なんてありますがコレはコレから登る人へ向けたもの。
降りる人にはあと少し!ととらえましょう。この看板が見えたら坊ガツルヘはあと少し。最後まで気を抜かずに頑張りましょう!

パッと視界が開けるとすぐそこはもう坊ガツルの砂利道。
振り返るとついさっきまでいた南峰があんなところに見えます。
約1時間程で降りてきました。
このまま下山しようかと思ったけれどせっかくだし法華院まで足を伸ばしてみる事にしました。

何時てもホッとするところですね。
法華院と坊ガツルはたどり着くともうそこから動きたくなる心地よさがあります。
何気なく売店を覗くとなんとノンアルコールビールがあるではないか!
しかも缶ではなくて瓶に入っているっていうのもいいですね。
母屋から少し離れた日当たりのいいベンチに腰を下ろし、坊ガツルの優しい風を受けながら飲むのは最高に気持ちがよく、シュワーっと少しきつめの炭酸が心地いい疲労感の体に染み渡ります。

次の日が休みなら素泊まりでもいいのでこのままここに停滞していたい気分です。
もういっそ仕事なんてサボってしまおうか。
そんなことを考えながらぼーっとしている幸せな時間を過ごしました。
坊ガツルから見る大船山は麓の立中山から紅葉して麓からでも素敵な景色を見せてくれました。

帰りは雨ヶ池ルートで下山しました。
坊ガツルのススキは見頃を過ぎてしまったようですが金色の湿原はため息が出るほど素晴らしいです。

坊ガツルの爽やかな空気から変わり、雨ヶ池ルートの森の中は、秋の柔らかい日差しが差し込みしっとりと落ち着いた雰囲気を纏っていました。

雨ヶ池付近まで紅葉を楽しむ事ができました。


雨ヶ池を過ぎる頃には太陽も少し傾きだし、森の中にいい感じの日差しが差し込むようになってきました。
スポットライトのように差し込む日差しは石や倒木に当たればそれだけで絵になるような魔法の光です。
この辺りは紅葉の落ち葉もたくさんあり、毎年ここでたくさんのシャッターをきっているような気がします。








写真を撮りまくっているうちに雨ヶ池ルートの出口に到着。
長者原付近はまだ紅葉もあまりしていなく、緑とススキが見頃でしたよ。

森から抜けると真っ青な青空に三俣山と硫黄山。
この景色は次の世代にも絶対に伝えていきたい景色ですね。

下山後は長者原のレストハウスで「やまなみチーズバーガー」を食べました。
シャキシャキのレタスに甘くて真っ赤でジューシーなトマト。さっぱりとしたチーズにジュージーなお肉のコラボは絶品でとても美味しかったです。
長者原の素敵な景色を見ながらこんなに美味しいハンバーガーを食べるなんてなんて贅沢な時間でしょうか。


ハンバーガーを食べ景色を見ながらのんびりしていると、三俣山が赤く染まりはじめました。
さて、そろそろ帰って夢のような時間から現実に戻る準備をしなくちゃ。
朝早くに入山して登ったのは三俣山の本峰と南峰だけ。
歩いてる時間よりもぼーっとしていた時間の方が長いような気もしますが、山の楽しみ方は人それぞれ。
さて、来週からも頑張ろう!

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